「空海工房 壽庵」は、都会の喧騒から完全に遮断された、里山の麓に位置しています。看板を頼りに県道14号線を曲がり、田んぼ道を左手に進むと左側に大きなが佇んでいます。「壽庵」の大きな看板が目立ち、わかりやすい。山を背にした赤屋根の民家。のどかな風景に日々の疲れが癒されます。
店の外観は、この土地で長年続く旧家の佇まいで、良く手入れされた庭に店主のおもてなしの心が感じられます。敷地を奥へと進むと、左手にはそば処、右手には5~6台は駐車できる駐車場があります。庭の奥手にある山も壽庵の敷地で、山道には店主自らが植えた130本もの桜が楽しめる。桜の品種は花海棠(はなかいどう)、八重桜、しだれ桜で春の開花が楽しみである。奥に長い畳部屋が続く。渡り廊下の大きな窓越しに、庭園と前山が季節を感じさせてくれる。庭には、四季折々の花が年中咲いており、見るものの心を和ませてくれる。
蕎麦は最上早生(もがみわせ)と階上早生(はしかみわせ)を合わせと日立秋そば(ひたちあき)を合わせ、自然薯(じねんじょ)と小麦でつないだ二八の中太・田舎そば。
食感は見た目の硬さとは異なり、もちもち感があり、つるっとした喉越しでお年寄りや子供も美味しくいただける。
そばの種類も豊富で、えごま油を練り込んだ「えごまそば」や、竹炭を細かく砕いて練り込んだ「かぐやそば」がある。(2024年現在は製造しておりません)えごまは自家栽培したものを使い、竹炭は大学の粉砕技術を利用するなど、手間もひとしおである。
開業当初は生そばの販売のみであったが、お客さんの声に応え、平成18年4月にそば処を開いた。
他では味わえないまぼろしと呼ばれるそばを一度は食して欲しい。
〒981-1525 宮城県角田市君萱字菖蒲沢135